▲ソウル市竜山区の韓国大統領府で国務会議(閣議に相当)に出席した李在明(イ・ジェミョン)大統領。12日撮影。/news1

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は先日の国務会議(閣議に相当)で反中デモを批判する発言を行ったが、これに中国の戴兵・駐韓中国大使が「韓国政府のトップが問題視し対応したことを高く評価する」とツイートした。

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 戴大使は14日、自らのXに「韓国は先日の国務会議で外国人に対する差別と暴力が再発しないよう積極的な対応を取るよう強く求めたが、その中で中国関連のデモが話題となったことに注目している」とした上で上記のようにツイートした。

 戴大使は「今の国際情勢は混乱が続いている。中韓の友好協力強化は双方の利益に合致するのはもちろん、両国国民の共通の願いでもある」とも主張した。

 戴大使はさらに「少数勢力が政治的なうそをねつ造し、中国を侮辱しているが、中韓両国民は正しいことと間違ったことを明確に区別できると信じる」「この種の問題が早期に解決し、中韓関係がより発展することを願う」との考えも示した。

 李在明大統領は12日の国務会議で「外国人に対するヘイト、差別、暴力などが相次いでいる」として反中デモに言及した。

 李在明大統領は「つい先日も大林洞の中国外交公館前で表現の自由を逸脱した暴言や暴力によるヘイトスピーチが行われた」「多様性と包容性を重視する民主主義の模範国家である大韓民国に決して見合わない」と発言した。その上で関係当局に対し「この種のデモが再発しないよう徹底して必要な対応を取ってほしい」と求めた。

パク・ソンミン記者

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