政治総合
「尹弾劾反対」 韓国最大野党新代表に強硬派・張東赫氏(56)
韓国野党・国民の力の新しい党代表に26日、張東赫(チャン・ドンヒョク)議員(56)が選出された。張東赫代表は来年6月の地方選挙で同党を率いることになる。張東赫代表は2期目(忠清南道保寧・舒川選挙区)で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾に反対してきた。党代表当選直後には「すべての右派市民と連帯して李在明(イ・ジェミョン)政権を引きずり下ろす」と語った。
【写真】「①韓東勲と②チョン・ハンギル、補選で公認にするならどっち?」 張東赫氏の答えは…
張東赫代表は同日の党代表決選で責任党員投票(80%)と国民世論調査(20%)を合算した結果、22万302票(得票率50.27%)を得た。直接対決した金文洙(キム・ムンス)候補は21万7935票(49.73%)で、両候補の差は2367票(0.54ポイント)だった。張東赫代表は世論調査で金文洙候補に後れを取っていたが、党員投票でリードした。旧主流派議員たちが「世代交代論」を掲げて支援し、強硬派党員たちの支持を得た結果だと受け止められている。
張東赫代表はこれに先立ち選出された最高委員(申東旭〈シン・ドンウク〉、金ミン秀〈キム・ミンス〉、梁香子〈ヤン・ヒャンジャ〉、金在原〈キム・ジェウォン〉の各氏)、青年最高委員(禹在埈〈ウ・ジェジュン〉氏)と共に党指導部を構成することになる。梁香子最高委員と、禹在埈青年最高委員を除く指導部が反弾劾派となり、国民の力は内部結束を強調、強硬な対与党闘争路線となる見込みだ。
張東赫代表は同日の記者会見で、「単一隊伍(一つの隊列)となって団結し、まともに戦える野党の姿をお見せする。党を分裂に追い込む方々に対しては決断が必要だ」と言った。与党・共に民主党の朴洙賢(パク・スヒョン)首席報道官は「国民の力は内乱の力を自任した。儀礼的でもお祝いの言葉を述べるのは難しい」とコメントした。
キム・ヒョンウォン記者