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「1級公務員キム・ヒョンジ氏が年齢・学歴などを明かさないのは職権乱用」 韓国市民団体が告発【独自】
韓国野党から「政権の実力者」だという主張が浮上しているキム・ヒョンジ大統領室第1付属室長が、警察に告発された。
市民団体「庶民民生対策委員会(庶民委)」は10月6日午前、キム室長を職権乱用・強要・業務妨害・業務上横領と背任などの容疑でソウル警察庁に告発した、と発表した。
庶民委は告発状で「1級公務員として大統領室の予算や施設管理、人事行政などを総括する総務秘書官が、個人情報の保護を理由に年齢・学歴・経歴・故郷といった基本事項すら明かさないのは国民を欺瞞(ぎまん)する『職権乱用』行為」と主張した。
また「総務秘書官時代に姜仙祐(カン・ソンウ)女性家族部(省に相当)長官候補に直接電話をかけて『候補者を辞退すべきように思う』という李在明(イ・ジェミョン)大統領の意向を伝えるなど、人事に介入したこともまた『職権乱用』と『強要』に該当する」と述べた。
その上で「大統領室総務秘書官として国会運営委国政監査に出席して説明することが当然であるにもかかわらず、拒否するあまり第1付属室長にポストを移したのは、国会をはじめ国民を冒涜(ぼうとく)する欺瞞(ぎまん)」と付け加えた。
これに先立ち9月29日、大統領室はキム総務秘書官を第1付属室長に異動させるなどの組織改編案を発表していた。
野党側は「国政監査に出席しないための小ざかしい補職異動」だと主張し、キム室長の国会出席と共に主要人的事項の公開を要求してきた。
イ・ナラ記者