【ソウル聯合ニュース】韓国を代表するオーケストラ、KBS交響楽団は23日、韓国出身の世界的な指揮者、鄭明勲(チョン・ミョンフン)氏(72)を同交響楽団の第10代音楽監督に選任したと発表した。

 鄭氏は2026年1月から28年12月までの3年間、KBS交響楽団の活動を総括し、中長期戦略を策定する。

 KBS交響楽団は「慎重な検討を通じて双方が今後の芸術運営を安定的に設計できる基盤を用意した」として、「楽団の70年の歴史と、韓国における交響楽団のおよそ100年の歴史を引き継ぐ重要な道しるべになるだろう」と話した。

 鄭氏とKBS交響楽団の縁は30年前に結ばれた。鄭氏は1995年にニューヨークの国連本部で開催されたKBS交響楽団の公演で指揮を担当した。98年にはKBS交響楽団の第5代常任指揮者を務めた。

 鄭氏は世界各国の名門交響楽団で音楽監督を務め、2027年からはアジア人としては初めてイタリア北部ミラノの名門歌劇場スカラ座の音楽監督を務める。

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