▲写真=UTOIMAGE

 コーヒーが大腸がん患者の生存率を高め、再発リスクを低減させるのに役立つという研究結果が示された。

 大田大学ソウル韓方病院東西がんセンターの趙鍾寛(チョ・ジョングァン)教授の研究チームは、コーヒーの摂取と大腸がん患者の長期予後に関連があることを確認し、このような研究結果を導き出したと1月27日に発表した。研究は、大腸がん患者5442人を対象とした観察研究4件をメタ分析するという方法で進められた。メタ分析とは、特定のテーマに関して過去に実施された複数の研究結果を再分析する手法だ。

【写真】函館のカフェでコーヒーをうっかりこぼしてしまった韓国人客、残したメモが話題に

 研究結果によると、コーヒーを摂取した大腸がん患者は、摂取しなかった患者に比べて全生存率が有意に高いことが示された。さらに、疾患の進行および再発のリスクも低い傾向が見られた。特に、一日のコーヒー摂取量が増えるほど予後が改善する「用量依存的関係」も観察された。一日のコーヒー摂取量が1杯増えるごとに死亡および再発のリスクは約4%低下し、摂取量を3杯に増やすと約12%低下した。

  コーヒー摂取の効果は、ステージ3の大腸がん患者群で最も顕著だった。この患者群では、コーヒーの摂取によって死亡リスクが40%以上も低下することが確認された。

 普通のコーヒーとディカフェのコーヒーを別に分析した場合でも結果はほぼ同じだった。どちらも生存率の改善と再発リスクの低減に関連性が見られた。研究チームは「コーヒーの効果が単にカフェイン成分の影響だけでなく、コーヒーに含まれるさまざまな生理活性物質(ビタミンや抗生物質、ホルモンなど)が複合的に作用してプラスの影響を与えていることを示唆している」と説明した。

 今回の研究は韓国研究財団の支援を受け、大田大学のソン・チャンギュ教授とキム・ジュンヨル専攻医が共に参加した。結果は米国がん学会(AACR)が発行する公式学術誌『Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention』(CEBP)オンラインにも掲載された。

ムン・ジヨン記者

ホーム TOP