▲イラスト=UTOIMAGE

 最近、台湾人の間で「韓国に入国する際、肉類成分の入った食品を所持していたら検疫で引っかかり、過料処分を科された」という体験談が共有されている。

 台湾の中視新聞網は13日、台湾国籍のAさんが、韓国入国の際に肉類成分の入った食品を持っていたとして500万ウォン(約53万5000円)の過料を科されたと報じた。Aさんは仁川国際空港で検疫に引っかかり、持ってきた食品を没収されたという。

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 Aさんによると、問題となったのは蛋餅(ダンビン、具材を薄い生地で巻いて食べる台湾の軽食)や葱油餅(ネギ入り油餅)などで、製品に豚の油が使われていた。AさんはSNS(交流サイト)で「私の前後にいた台湾人たちも、同じ食品で引っかかって没収された」「豚の血で作った米血糕(豚の血ともち米を混ぜて蒸した台湾伝統の餅)を持っていて引っかかった人もいた」とつづった。維力(ウェイリー)の炸醤麺(ジャージャー麺)や統一(トンイー)の牛肉麺などカップ麺が没収されたケースもあったという。

 Aさんは「完全に私自身のミス」として「肉だけじゃなくて豚の油、豚の皮、アヒルの皮など肉類成分が含まれる全ての製品が持ち込み禁止対象」と注意を呼び掛けた。

 摘発が相次いでいるのは、韓国政府が最近、国境検疫を強化したからだ。韓国農林畜産検疫本部は、旧正月連休前後に海外からの旅行客が増えることを踏まえ、今月9日から空港と港を中心に違法な農畜産物搬入に対する集中取り締まりを開始した。集中取り締まりは今月22日まで2週間にわたって続く予定だ。

 検疫本部は、これまで違法搬入の多かった国や、外国人労働者の流入が多い地域から出発する航空便・旅客船を中心に、検査を強化している。管理対象の国にはベトナム、中国、モンゴル、タイ、カンボジア、ネパールなどが含まれている。

 特にこのところ忠清南道唐津市でアフリカ豚熱(ASF)の発生が相次ぎ、海外から流入する恐れもあるとして警戒が高まっている状態だ。このためASF発生国に関連のある豚肉や肉加工品の持ち込みは厳しく制限されている。禁止対象の品物を申告せずに持ち込もうとして摘発されれば、初の違反であっても過料500万ウォンが科され、(2回目以降の)未申告なら最大で1000万ウォンの罰金が科される可能性もある。外国人の場合は入国禁止や滞在制限などの不利益を被る恐れもある。

チョン・アイム記者

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