【ソウル聯合ニュース】韓国の国家報勲部は20日、ソウルの「安重根義士記念館」が東京都から独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の書の貸し出しを受けたと発表した。

 同書は、論語の「学而編」にある「貧しくともへつらわず、富んでもおごらない」という意味の8文字「貧而無諂 富而無驕」を揮毫(きごう)したもの。

 左側には「庚戌(1910年)3月、旅順監獄にて 大韓国人 安重根」との署名と手形が押されている。また、余白には入手経緯も記されている。

 作家の徳富蘆花(1868~1927)が1913年に旅順を旅行した際、自身の小説の愛読者だった地元の小学校教師から贈られたもので、蘆花の死後、妻が東京都に寄贈し、世田谷区の蘆花恒春園(蘆花記念館)が所蔵している。

 東京都は、来月の安重根の没後116年に合わせた記念展示のため、6カ月間の期限で貸し出しに応じたという。国家報勲部は、処刑から116年となる3月26日に合わせ、同記念館で一般公開する予定だ。

 安重根は1909年10月に初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を中国・ハルビン駅で暗殺。その後、旅順の監獄に移され、翌年3月26日に処刑された。

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