▲天弓IIの射撃隊/写真提供=防衛事業庁

 韓国製の防空兵器システム「天弓II(M-SAM)」が、アラブ首長国連邦(UAE)で実戦に投入され、イランのミサイル多数を迎撃したことが3日に判明した。韓国の輸出兵器システムが実戦投入された初の事例で、天弓IIが実戦で活用されたのも今回が初めてだ。

【写真】韓国軍による天弓II実射撃訓練の様子

 本紙の取材を総合すると、現在UAEに一部実戦配備されている天弓IIが、最近のイランのミサイル攻撃およびドローン攻撃を防ぐために稼働したという。UAE軍の防空網は米国製のパトリオット、イスラエル製のアロー、韓国製の天弓IIなどで構成されているとのことで、韓国製の天弓IIが実戦で敵のミサイル迎撃に成功したのだ。

 韓国軍消息筋などの話によると、開戦初期にUAEを攻撃したイランの弾道ミサイルに対するUAEの防空システムの総合迎撃率は90%以上。天弓IIの迎撃率も同じ水準だと伝えられている。

 UAE国防省は2022年1月、韓国のLIGネクスウォン、ハンファ・システム、ハンファ・エアロスペースとおよそ35億ドル(現在のレートで約5520億円。以下同じ)規模の天弓II配備契約を交わした。これは、当時の韓国の防衛産業輸出史上、単一の誘導兵器輸出としては最大規模の契約だった。これまでに2部隊の天弓IIが実戦配備されたという。

 天弓IIはランチャー4基とレーダー、交戦統制所などで1部隊を構成する。ハンファ・エアロスペースがランチャーを、LIGネクスウォンが交戦統制所と迎撃ミサイルを、ハンファ・システムが多機能レーダーを作っている。

 サウジアラビアとイラクも天弓IIの配備契約を交わした状態だ。防衛関連企業の関係者は「天弓1隊は3000億から4000億ウォン(約321億-427億円)という水準で、パトリオットに比べ価格は3分の1の水準」と語った。

ヤン・ジホ記者

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