▲イラスト=UTOIMAGE

 米国のトランプ大統領は17日(現地時間)、イランへの軍事攻撃やホルムズ海峡の船舶護衛と関連して「韓国、日本、オーストラリア、NATO(北大西洋条約機構)など同盟国の支援はこれ以上必要ない」と宣言した。米国の派兵要請や多国籍軍「ホルムズ連合」構想への態度を明確にしない同盟各国に対して強い不満と挫折感を露骨に表明した形だ。

【図】ホルムズ海峡周辺の物流・エネルギーインフラ

 トランプ大統領は同日午前、SNS(交流サイト)のトゥルース・ソーシャルに「米国は多くのNATO同盟国から『イランのテロ政権に対する米国の軍事作戦には関与したくない』との連絡を受けた」とした上で上記のように投稿した。

 トランプ大統領は「ほぼ全ての国がイランの核兵器保有を阻止するわれわれの行動に強く同意しているが、それでも今回このような連絡を受けた」とした上で「私は常にNATOを『一方通行』と考えてきたので、彼らの態度に驚きはしない」と皮肉った。トランプ大統領は「米国は毎年数千億ドル(数十兆円)を投入して彼らを守っているが、本当に必要なときに彼らは米国のために何もしないだろう」と強い不満を表明した。

 トランプ大統領は「米国のイラン攻撃はイランの海軍、空軍、防空網を破壊し、軍幹部の除去など圧倒的な成功を収めている」と強調し「この軍事面での成功で米国はこれ以上NATOをはじめ日本、オーストラリア、韓国の支援は必要ない。最初から望んでいたわけでもない」「世界で最も強い国の大統領として断言する。米国は誰の支援も必要ない」などとも主張した。

 トランプ大統領は同日ホワイトハウスで記者団の取材に応じた際にも「(同盟国は)非常に愚かなミスを犯している。私はNATOに対して非常に失望し、他の二つほどの国にも失望した」と強い不満を示した。トランプ大統領は「米国はNATOのために数年で数兆ドル(数百兆円)を使った。これは米国の財政赤字の理由の一つだ」「特にウクライナ問題への米国からの支援に比べ、彼らがイラン問題で米国を支援しないことに私は全く満足していない。米国が存在しなければウクライナは一日で終わっただろう」などとも指摘した。

 その一方でトランプ大統領は「欧州は(機雷を除去する)掃海艇のような簡単な支援もしなかった。巨額の費用はかからないが、それでも彼らはやらなかった。あまりにも不公平だ」「私は長い間NATOが本当に米国のために行動するか疑問だと何度も語ってきた。そのため今回は非常に良いテストケースだった」との考えも示した。トランプ大統領は特に英国のスターマー首相を名指しし「彼は支持的ではないが、それは大きな間違いと私は考えている。彼らは米国との貿易で巨額を稼いでおり、私は彼らのために多くのことをやった。それで彼が来ることを期待したが失望した」と非難した。

 トランプ大統領はNATO脱退問題について「それは確かに考えるべき点だ。米国はそれ(NATOによる派兵拒否)を忘れてはならない。米国はこれが非常に衝撃的と考えているからだ」との考えを示した。

 トランプ大統領による一連の投稿や発言は、世界のエネルギー輸送の主要ルートであるホルムズ海峡での船舶護衛に向け同盟国に艦艇の派遣を何度も要求したが、各国がこれに素直に応じないため、要求にこだわっても利益がないと判断したためとみられる。現在ドイツをはじめとする一部同盟国は「イラン戦争はわが国の戦争ではない」として距離を置いており、日本や韓国なども慎重な態度を崩していない。

 トランプ大統領は前日にも「米国は世界で最も強力な軍隊を保有しているので同盟国は必要ない。彼らが必要だからではなく、ただ彼らの反応を見たかっただけだ」とも投稿し、同盟国に対する圧力を一層強めていた。

ワシントン=朴国熙(パク・ククヒ)特派員

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