入浴中に「早く出てこい」と弟に催促されて激高し、弟を殺害した40代の男が重刑を言い渡された。

 韓国法曹界が17日に明らかにしたところによると、ソウル中央地裁は11日、殺人罪で起訴された男に懲役10年を言い渡すとともに、治療監護を命じた。治療監護とは、精神疾患などを持つ犯罪者を治療のために治療監護施設に収容する処分だ。

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 男は兵役を満期で終えた(転役)後、約20年間定職につかずにソウル市冠岳区の自宅で弟と一緒に暮らしていた。

 男は昨年8月、入浴していた時に、仕事を終えて帰宅した弟に「おい、暑くて死にそうなんだから早く出てこい。わざわざ今風呂に入らなくてもいいだろう」などと文句を言われたことに腹を立て、弟を殺害したとして起訴されていた。

 裁判では「人の命は、社会の法と制度が守ろうとしている最高の法益であり、最も尊厳ある価値」だとして「命を本質的に侵害し、永遠に回復できない被害を加える殺人罪は、そのいかなる理由でも正当化されることのない重大な犯罪だ」と指摘した。

 ただし裁判官は、男に前科がなく、統合失調症で心神耗弱状態だった点や、親が善処を望んでいる点などを考慮し、量刑の基準よりも軽い刑となったと説明した。

キム・ミョンイル記者

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