▲イラスト=UTOIMAGE

 韓国で、皮膚疾患を診療する小規模病院・医院の9割は皮膚科専門医ではなく一般医(専門の資格のない医師)が診療に当たっていることが分かった。

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 韓国の医療界と大韓皮膚科医師会などが3月31日に明らかにしたところによると、昨年の第4四半期(10-12月期)時点で、韓国国内で皮膚疾患を診療する1次医療機関は1万5000カ所だった。

 このうち「皮膚科専門医(2950人)」が運営する1次医療機関は1516カ所だ。

 皮膚疾患を診療する小規模病院・医院の10カ所に9カ所は皮膚科専門医ではなく一般医が開業していることになる。

 現在、皮膚科専門医が運営する病院・医院の看板は「〇〇〇皮膚科医院」、一般医が運営する病院・医院は「〇〇医院、診療科目 皮膚科」と表記するようになっている。

 皮膚科医師会は「皮膚科を訪れる患者のほとんどは、自分が皮膚科専門医の診療を受けていると思い込んでいる」として「一般医が皮膚診療市場に参入するケースが増え、皮膚がんを単なるほくろと誤診したり、施術の副作用が出たりするケースも増加している」と説明した。

 皮膚科医師会の関係者は「医大や医学部を卒業した直後に十分な臨床研修せずに独立開業する現在のシステムのせいで、患者の安全において十分にカバーできていない部分が生まれている」とした上で「実際に米国では3年、英国・日本・カナダは医大卒業後最低2年以上の厳しい臨床研修を経なければ独立診療権が与えられない。ところが韓国は、卒業直後に研修も受けずにすぐに独立開業ができるという構造的な盲点を抱えている」と指摘した。

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