スターバックス・コリアが光州民主化運動(1980年の光州事件)記念日の5月18日に「タンク(戦車)デー」というキャンペーン・イベントを実施し、批判を浴びる中、この問題が韓国政界にまで飛び火し、関連の書き込みがSNS(交流サイト)などで拡散されている。

【写真】スタバに青ジャンパー出現…韓国で相次ぐ目撃投稿

 あるネットユーザーが22日、SNS(交流サイト)に、韓国与党「共に民主党」の選挙運動員とみられる2人の人物が、「1番」と書かれた青色のジャンパーを着てスターバックスの店内でドリンクを購入する写真をアップした。

 その上で「青いジャンパーを着てドリンク8杯をテイクアウトしていった」とつづった。

 すると、コメント欄には「私は今日スタバで『メブルショー』(の動画)を見ている人を見かけた」というコメントが寄せられた。

 「メブルショー」とは、チャンネル登録者290万人を抱える親与党系のユーチューブ「チェ・ウクのメブルショー」のことだ。

 スターバックスは光州民主化運動記念日だった今月18日、タンブラー・キャンペーン・イベントを実施する際、「タンク(戦車)デー」「机にバン!」という文言を使用し、物議を醸していた。

 これを受けてスターバックス不買運動が広がったが、不買の動きは官公庁や政界にまで広がる様相を呈している。

 韓国行政安全部(省に相当)の尹昊重(ユン・ホジュン)長官は21日「行政安全部など政府の各機関はこれまで、各種のアンケート調査や公募展・国民参加イベントなどでコーヒー引き換えクーポンなどのモバイル商品券を活用してきた」とした上で「今回の事案をきっかけに、行政安全部は民主主義の歴史と価値を軽視したり、商業的素材として活用したりする企業の商品を提供しない」と明言した。

 李在明(イ・ジェミョン)大統領も20日の国務会議(閣議)で「光州5・18問題や被害者に対し『(まがりなりにも)人間の皮をかぶっているなら、到底できることではない』と思えることが非常にたくさん起きている」とスターバックスを批判した。

 また、光州民主化運動と(1987年の学生運動家)朴鍾哲(パク・ジョンチョル)烈士拷問致死事件を侮辱しているという批判も起きた。

 騒動が拡大すると、スターバックス・コリアの親会社である新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)会長はその翌日に謝罪文を発表し「全ての責任が私にあることを痛感している」と述べた。

ピョン・ジェヨン記者

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