【TV朝鮮】(アンカー)

 戒厳の状況について国会でうその証言をした罪で起訴された趙太庸(チョ・テヨン)前国家情報院(韓国の情報機関。国情院)院長に対し、一審の裁判所が懲役1年6カ月を言い渡しました。しかし起訴内容の大部分を無罪と見なし、とりわけ「政治家逮捕指示を趙院長に報告した」と言っていた洪壮源(ホン・ジャンウォン)前国情院次長の主張は事実と断定できない、としました。チョ・ユジン記者のリポートです。

 (リポート)

 洪壮源・前国情院第1次長は「12月3日の非常戒厳のときに尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領=肩書は当時=から受けた政治家逮捕の指示を、趙太庸院長に報告した」と言っていました。

 (洪壮源/前国情院第1次長〈今年3月〉)

(逮捕対象者リスト全体ではなく与党および野党代表にまず言及し、被告人に報告した理由は何か?)「最初の段階でその人々のリストが出てきて、特に与野党代表という部分が象徴性が大きいので…」

 特別検察官(特検)は、趙・前院長が政治家逮捕指示を国会に報告せず職務を遺棄した、という点を容疑の中心に据えて起訴しました。

 ところが一審の裁判所は、職務遺棄容疑など主な容疑を無罪と判断しました。

 (柳京辰〈リュ・ギョンジン〉/ソウル中央地裁部長判事)

「『政治家逮捕に関する大統領の指示があった』という事実まで認識したと断定するのは困難です」

 裁判部は、洪・前次長の報告内容を逮捕の指示だと断定するのは困難、と見なしました。

 趙・前院長側は「洪壮源の一方的な主張を全て排除し、事実関係が正された」とコメントしました。

 ただし一審裁判部は、「戒厳の文書を受け取ったことはない」と偽証した容疑などを認めて、趙・前院長に懲役1年6カ月を言い渡しました。TV朝鮮のチョ・ユジンがお伝えしました。

(2026年5月21日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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