【TV朝鮮】(アンカー)

 選管が投票用紙をきちんと準備しなかったことで引き起こされた前代未聞の事態の影響が続いています。きょうは警察が投票箱搬出のため出動し、阻止しようとする市民と衝突して負傷者まで発生しました。かろうじて開票は終えましたが、盧泰嶽(ノ・テアク)中央選挙管理委員長が国民に対して謝罪し、辞任しました。盧委員長は任期中、各種の論争により既に何回も謝罪していましたが、遂に不名誉な形で退くことになりました。

【写真】今年3月の大法官退任後も選管トップに留任 盧泰嶽・中央選挙管理委員長が引責辞任

 ですが、辞任で終わる事件ではありません。松坡区などソウルの一部地域でのみ投票用紙が不足したと思っていたら、全国的に、はるかに多くの場所でこうした事態が起きていたという事実が確認され、解けない謎も一つや二つではありません。きょうの最初のニュースはファン・ジョンミン記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 硬い表情の盧泰嶽中央選挙管理委員長が、頭を下げています。

 投票用紙不足問題で韓国国民の参政権を侵害したことに弁明の余地はなく、許鉄薫(ホ・チョルフン)選管事務総長と共に辞任するという意向を明らかにしました。

 投票用紙不足問題から二日での辞任です。

 (盧泰嶽/中央選挙管理委員長)

「この全ての事態についての責任を痛感し、私もまた中央選挙管理委員長の職から退くつもりです」

 選管の委員長と事務総長が同じ日にそろって辞任するのは初めてです。

 呉旻錫(オ・ミンソク)ソウル市選挙管理委員長も、投票管理が不十分だった責任を取って辞任しました。

 盧委員長は韓国国民向けの謝罪と共に、外部の専門家らで構成される真相究明委員会を設置して事態の原因や対応過程などを詳しく公開し、国会の国政調査にも誠実に臨むと述べました。

 (盧泰嶽/中央選挙管理委員長)

「結果次第で責任を取るべきことがあれば、決して回避しません」

 青瓦台(韓国大統領府)は、委員長と事務総長の辞意を重く受け止めつつ、韓国国民が納得できる十分な疎明と後続措置を選管に求めました。

 選管は2022年のいわゆる「かご入り投票用紙」事件や、関係者の子女を特別扱いして採用した疑惑、期日前投票用紙搬出問題のときも、対国民謝罪と共に後続措置を発表していました。

 ですが、選挙のたびに休職者が急増するなど綱紀の緩みはもちろん、自浄能力すら失ってしまったという指摘が絶えませんでした。

 選管トップがそろって辞任しましたが、解体レベルの根本的改革なしには選管の責任論はしばらく消えないだろう、という見方が出ています。テレビ朝鮮のファン・ジョンミンがお伝えしました。

(2026年6月5日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

ホーム TOP