▲梁李媛瑛(ヤンイ・ウォンヨン)前共に民主党議員

 脱原発運動をしていた梁李媛瑛(ヤン・イウォンヨン)前共に民主党議員が、韓国電力公社の系列会社「韓国水力原子力株式会社」の非常勤取締役に続き、「韓国電力技術株式会社」の常勤監査職にも応募していたことが確認された。梁李媛瑛前議員は脱原発を「麻薬を断つこと」に例え、議員時代には月城原子力発電所1号機の早期閉鎖と共に、原発近くのトリチウム(三重水素)検出問題を集中して取り上げ、「原発に対する恐怖を誇張・拡散させた」と批判された人物だ。人工知能(AI)データセンター・半導体工場の増設により安定した電力供給が国家課題として浮上している今、原発で中核的な業務を担う複数の公企業の要職に、反原発派を代表する人物が応募したということで、原発業界は騒然となっている。

【写真】共に民主党「福島原発汚染水放出阻止対応団」幹事の梁李媛瑛前議員

 本紙の取材によると、梁李媛瑛前議員は韓国電力技術の常勤監査公募に応募し、書類審査を通過して面接対象者8人に含まれているという。韓国電力技術の役員推薦委員会は9日に面接を行い、最終的に採用する人数の5倍程度の候補者たちを財政経済部(省)に報告する予定だ。韓国電力技術は原発の総合設計や中核技術開発を担う、原子力産業の頭脳とも言える企業だ。

 韓国電力技術の労働組合は6日、「梁李媛瑛前議員は原子力産業と国家電力産業を深刻なまでに損なった脱原発政策最大の元凶だ」「役員推薦委員会は不適格者を面接で即刻落とすべきだ」「そうしないなら、これを明白な背任行為と見なすだろう」と述べた。キム・ソンド労組委員長も「もし梁李媛瑛前議員が面接を通過したら、原子力業界全体と連帯して全面的な闘争を開始する」と言った。

 梁李媛瑛前議員は韓国水力原子力の新非常勤取締役職にも応募し、採用人数の5倍程度の候補者リストに含まれている。韓国水力原子力労組も「任命が強行されれば、出勤阻止闘争や刑事告発などあらゆる法的措置を取る」と予告している。

 原発の中核を担う公企業2社を同時に狙う梁李媛瑛前議員の動きについて、業界やその周辺では、主務部処(省庁)の気候エネルギー環境部との関連性が取り沙汰されている。梁李媛瑛前議員は国会のカーボンニュートラル(炭素中立)特別委員会などで、金星煥(キム・ソンファン)気候エネルギー環境長官と共にエネルギー転換に関する議題を主導していた。韓国電力技術側は「現在手続きが進行中の案件であり、具体的な内容は明らかにできない」との見解を出した。

イ・ヨンビン記者

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