▲写真=UTOIMAGE

 ポーランドのある住宅の庭から胎児の遺体が34体発見され、現地の捜査当局が元の家主である50代の医師を拘束した。捜査当局は、この医師が病院から胎児の遺体を持ち帰り、個人の研究に使用した後、自宅の庭に埋めていた可能性があるとして捜査している。

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 AFP通信やポーランドのメディアが15日(現地時間)に報道したところによると、ポーランドの検察は同国南東部のある住宅の庭で胎児の遺体34体と医療廃棄物を発見し、かつて同住宅を所有していた病理学者マグダレナ・H容疑者(57)を拘束したとのことだ。

 同容疑者は死体損壊、医療廃棄物の不適切な処理、許可を得ていない場所に有害物質を投棄した疑いなどが持たれている。有罪と認められた場合、最長で12年の懲役刑に処される可能性があるとされている。

 この事件は、該当住宅の工事の過程で大量の医療廃棄物が発見されたことから発覚した。通報を受けた検察と警察は、現場に捜査官・鑑識員・探知犬などを投入して捜索にあたり、庭に埋まっていた胎児の遺体と医療廃棄物を発見したという。

 現場からは、胎児の遺体のほか顕微鏡のスライドガラス、パラフィンブロック、病院の記録と推測される文書などが見つかったと伝えられている。検察はこれらが病理学研究に関係している可能性があるとみている。

 ポーランドの検察は、容疑者が取り調べの過程でこの住宅の庭に胎児の遺体と医療廃棄物を埋めたと供述したことを明らかにした。ただし、検察は捜査上の理由から、胎児の遺体の具体的な出どころなど、供述の詳細は公表していない。

 現地メディア「ラジオ・エスカ」は「容疑者は新型コロナウイルス感染症の大流行時、勤務していたジェシュフの病院から死亡した胎児を自宅に持ち帰り、『研究に使用した』と供述した」と報じた。同メディアによると、研究後に遺体を袋に入れて住宅の庭に埋めた、という供述もあったとのことだ。

 捜査当局は、胎児の遺体が病院の外に持ち出された経緯や共犯の有無、他に埋めた場所がないかなどを調べている。発見された遺体の身元を確認するためのDNA鑑定も実施されているという。

 今回の事件により、ポーランド社会には大きな波紋が広がっている。ポーランドはカトリック信者がほとんどで保守的な傾向が強く、ヨーロッパでも中絶を最も厳しく制限している国の一つとされている。現地では、胎児の遺体がどのような経路で入手されたのかについても疑問の声が高まっている。

 検察は「容疑者が違法な中絶手術により胎児の遺体を入手したという証拠は現在のところ確認されていない」としている。捜査当局は胎児の遺体の入手過程で別の違法行為があったかどうかも調べている。

チョン・ドゥヨン記者

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