【TV朝鮮】(アンカー)

 北朝鮮が「敵対的2国家論」を宣言した後、前方地域の要塞(ようさい)化作業に集中しているというニュース、何度かお伝えいたしましたが、最近では敵対行為ができないことになっている軍事境界線(MDL)の数十メートル手前まで障壁を築いていました。反面、韓国軍は民間人統制線を調整し、防御施設まで撤去するとしており、あまりにも対照的です。イ・テヒョン記者が接境地域に出かけて取材しました。

【写真】北朝鮮軍の対南拡声器や監視哨所

 (記者リポート)

 京畿道坡州市の軍事境界線近くです。

 臨津江の向こうに、北朝鮮が新たに設置したフェンスがみっしりと並んでいます。

 対南拡声器や北朝鮮軍の監視哨所も目に入ってきます。

 私の後ろに北朝鮮側のフェンス構造物が見えますね。北朝鮮は軍事境界線一帯でフェンスや地雷原を構築し、要塞化作業に拍車をかけています。

 韓国軍当局は、一部地域でこうした北朝鮮のフェンスが軍事境界線からわずか80-90メートルしか離れていないところまで設置されていることを把握しました。

 地雷の埋設のために茂みを無くす「不毛地」化は、軍事境界線のわずか5-10メートル手前まで作業が進んでいることを把握しました。

 金正恩(キム・ジョンウン)総書記の唱える「敵対的2国家」の基調に基づいて始まった要塞化作業が、軍事境界線のすぐ手前まで迫っているのです。

 1953年に締結された停戦協定は、軍事境界線を基準として南北それぞれ2キロの非武装地帯内では一切の敵対行為を禁止しました。

 (チョン・ビンナ/国防部〈省に相当〉報道官)

「北朝鮮軍のMDL一帯における障害物設置は明白な停戦協定違反であって、わが軍は国連軍司令部との緊密な協力を通して引き続き対応」

 北朝鮮が非武装地帯の北側地域全体を武装化することもあり得る、という懸念まで出ていますが、韓国軍は逆に(対戦車障害など)軍事障害物の撤去といった接境地域の規制緩和に乗り出している状況です。テレビ朝鮮のイ・テヒョンがお伝えしました。

(2026年6月22日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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