【萬物相】「日本の残滓」というレッテル貼り

2018/05/09 09:31

 「火輪車の転がる音は雷のようで、天地は振動し…」。1899年9月18日午前9時。鷺梁津を出発した汽車が最初の汽笛を吹き鳴らした。済物浦まで33.8キロを1時間40分で走破した。歩いて12時間かかっていた道だ。汽車に同乗した『独立新聞』記者は「飛ぶ鳥もまるで着いてこられず」と鉄馬の速度に感嘆した。

 京仁線はもともと米国人モースが手を着けた路線だが、資金不足で日本人の手に渡った。日本は京釜線・京義線..

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