【萬物相】「親日」の木

2019/06/08 10:00

 アサガオ、オシロイバナ、ツキミソウは、その名だけでも深い情がある。先祖代々ずっと、故郷の家路の曲がり角で息衝いていたかのようだ。しかし、それは錯覚。いずれもインド、中米、南米が原産地の花だ。野辺でよく見かけるヒメジョオンやシロツメクサ、都市部ではありふれた存在のセイヨウタンポポも外来種だ。こうした「帰化植物」が韓国には400種類以上もある。木の「国籍」を質して何になるのか。生態系に問題を起こすこ..

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