【朝鮮日報コラム】「MeToo第1号」の選択的な怒り

2020/07/26 08:58

 韓国社会で最も男性中心的な組織と言われる検察で、「MeToo(性暴力被害の告発)」運動のたいまつを掲げ、女性の人権について勇敢にも声を上げたのが徐志賢(ソ・ジヒョン)検事だ。組織内で反感を買うという危険を冒して上司のわいせつ行為・セクハラ(性的嫌がらせ)を暴露し、その後も女性の人権や性犯罪に関して声を上げ続けてきた。訴状だけで発言するという、検事としては異例の活動だった。

 昨年3月に歌手チョン・..

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