【萬物相】北朝鮮外交官の「人質家族」

2020/10/11 07:00

 海外で活動する北朝鮮外交官の最大の悩みは「子供を連れていくか、連れていかないか」という問題だという。彼らは子供のうち一人は必ず平壌に「人質」として残さねばならない。そのため人事のたびに北朝鮮外務省関係者の家庭は涙の海になるそうだ。双子であっても例外ではない。故・金日成(キム・イルソン)主席の時代までは、北朝鮮外交官たちは海外赴任者専用の南浦革命学院に子供を安心して預けた。ところが1990年代の苦..

続き読む