【コラム】堕胎罪での「単独処罰」に憤怒する韓国女性たち

2020/11/01 17:54

 仁川市で2018年8月、妻の浮気を疑った夫が、妊娠した妻に暴行を加えて流産させるという事件があった。この男は、人を殴ってけがをさせた際に適用される「障害」の罪で懲役10月を言い渡された。人を殴って死なせれば「傷害致死」罪が適用され、さらに重い処罰を受けるが、胎児は人ではないため、妻を殴ってけがをさせた行為だけが処罰されたというわけだ。

 現行の刑法には、人を殴ってけがをさせたり死なせたりした際に適..

続き読む