【独自】韓国の山・農地向け太陽光設備設置申請、97%を認めた「いい加減な環境評価」

2021/04/07 15:01

集中豪雨のたびに流失・浸水被害 環境部、条件付き同意通知出したら事後管理・検証ほとんどせず 発電容量100メガワット以下と小さければ環境影響評価もなし

▲昨年8月に太陽光発電施設が建てられた全羅北道長水郡天川面壮板里で。山から流れ出た土砂が、近くの道路に流れ込んでいる。写真=キム・ヨングン記者

 昨年の夏、全羅北道長水郡天川面で土砂崩れの危険度1級地に設置された太陽光設備が集中豪雨により崩壊した。木を抜いて設置した太陽光パネルの間から黄色い土砂が流れて出て、5-6メートル下の水田を襲った。水田は土砂に覆われ、1000平方メートルを超える稲が被害を受けた。この太陽光設備は2017年末、環境部が実施した「小規模環境影響評価」で「集中降雨による農地毀損(きそん)を防止しなければならない」と指摘..

続き読む