助詞「の」を使わない韓国語本…副詞・動詞が豊かになりました

2021/07/04 05:31

【新刊】イ・ビョンチョル著「母国語のための不都合なマイクロヒストリー」(千年の想像刊)

 「この本全体で、ほかの文を引用したものを除き、『-の』という助詞を一度も使わなかった」。報道機関校閲記者出身の著者が書いたこの本の序文を読んでいて、この一文に驚いた。「日本語によって韓国語の叙述体系が崩れた」と信じているからだ。実際に「の」を乱発すると副詞と動詞が消え、漢字語名詞のみ残るという結果になる。そうし..

続き読む