中朝交易の象徴の地・丹東、500億ウォン投じたビルが廃墟に

2021/09/22 05:30

北朝鮮との国境封鎖から1年半、現地の状況は

【写真説明】8月29日、中国の代表的な中朝交易都市・遼寧省丹東と北朝鮮の新義州を結ぶ「鴨緑江大橋」へと続く道路はがらんとしていた。橋は中国が4000億ウォン以上を投じて建設したが、完成から7年が過ぎても放置されたままだ。橋とつながるオフィスビル(赤い円)も500億ウォン近くかけて建設されたが、窓が外れて廃墟のようになっている。/パク・スチャン特派員

 鴨緑江の川沿いに立つ25階建てのビルは、遠くから見るとまぶしく輝いていた。しかし、近づくにつれて歯が抜けたようにまばらな窓ガラスや赤くさびた鉄製の柱が見えてきた。「国門ビルディング」という名前が表すように、このビルは中国・遼寧省丹東市と北朝鮮の新義州を結ぶ鴨緑江大橋の「大門」のような建物だが、完工から7年が過ぎた今、徐々に廃墟化が進んでいた。工事代金を支払えず、200億ウォン(約19億円)台の訴..

続き読む