韓国重工業の火を灯して50年、ポスコ第1高炉引退へ

2021/09/24 19:01

▲1973年6月9日午前、浦項製鉄(現ポスコ)の第1高炉から最初の溶融銑鉄が流れ出た。かつらなどを輸出してきた韓国の「産業鉄器時代」を切り開いた第1高炉は50年近くの稼働を終え、今年引退する予定だ。/ポスコ

 韓国最古の高炉であり、世界で最も長期にわたり稼働しているポスコ「浦項第1高炉」が今年引退する。浦項第1高炉は1973年6月9日に稼働を開始し、50年近く銑鉄を生産してきた。ポスコの高炉は現在では9基を数え、韓国の製鉄産業と重工業を育んできた。鉄鋼業界幹部は「第1高炉はこれまで2回の改修作業を経て、稼働を続けてきたが、いつ閉鎖してもおかしくない状況だ。歴史的な象徴性が大きく、ポスコの最高経営陣はど..

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