【コラム】忘れたくても忘れられない文大統領(上)

2022/05/09 12:09

政権期間中ずっと統計論争 最後まで成果粉飾 うまく行けば自分のおかげ、うまく行かなければ他人のせい この5年間の要約版だった最後の2週間

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今日、青瓦台(大統領府)を去る。任期最後の日に批判文を書くつもりはなかった。だが、心変わりをしたのは、終わったのに終わらない文大統領の「終わりの言葉」があったからだ。文政権は歴代最大となる分量の国政白書を出した。その分量は22巻・1万1944ページに達するという。特に統計歪曲(わいきょく)疑惑が多かった政権だけに、この膨大な分量の白書にどれだけ多くの統計粉飾があっ..

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