▲光州西部警察署の全景
光州広域市のある高校で、生徒2人が教師のパソコンに悪性コード(プログラム)を仕掛けて期末試験の内容や答案用紙原稿を盗み、不正に試験を受けた疑いで警察に摘発された。光州西部警察署は26日、同高校2年のA少年(17)とB少年(17)を建造物侵入および業務妨害の容疑で立件し、調べを進めていると発表した。
警察によると、A少年とB少年は今年6月、深夜に学校の建物4階の施錠されていない窓から職員室へ入り込..
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▲光州西部警察署の全景
光州広域市のある高校で、生徒2人が教師のパソコンに悪性コード(プログラム)を仕掛けて期末試験の内容や答案用紙原稿を盗み、不正に試験を受けた疑いで警察に摘発された。光州西部警察署は26日、同高校2年のA少年(17)とB少年(17)を建造物侵入および業務妨害の容疑で立件し、調べを進めていると発表した。
警察によると、A少年とB少年は今年6月、深夜に学校の建物4階の施錠されていない窓から職員室へ入り込んだ。2人は教師のノートパソコン数台にUSBメモリーを使って悪性コードを入れた。この悪性コードは、数分置きにコンピューターの画面を自動的にキャプチャーし、内部に隠された保存空間に集めておくプログラムだった。A少年とB少年は、教師らがパソコンで作っている試験の内容と答案用紙原稿を、この悪性コードを用いて確保することができた。警察の調べで、2人は3-4日後に再び職員室へ入り、ノートパソコンに保存された内容をUSBメモリーに収めて出てきたことが分かった。警察のある関係者は「教師らが試験と答案のファイルに暗号を設定しておいたので、A少年とB少年は画面をキャプチャーする方式の悪性コードを用いたものとみられる」とし「教師らは、パソコンに悪性コードが仕掛けられた事実を見抜くことができなかった」と伝えた。
A少年とB少年は数学、生命科学など4科目の試験内容と答案用紙原稿を盗み出し、正解を暗記した後、期末試験を受けたことが判明した。A少年は、正解を記したカンニングペーパーを細かく破ってごみ箱に捨てたが、同じクラスの生徒たちから疑われたという。その後、学校側は、期末試験の問題・答案用紙が流出したものとみて警察に通報し、捜査が始まった。A少年らは、1年生のときの成績は上位圏だったことが分かった。2人は警察で「もっといい成績を取りたかった」と語ったという。警察は「A少年とB少年のほかに共犯は確認されなかった」としつつ「スマートフォンの分析などを通して、他の科目や以前の試験でも試験の流出があったかどうか確認する計画」と明かした。同校では2018年にも試験の流出事件が発生し、当時、行政室長と保護者が二審の裁判でそれぞれ懲役1年6カ月を言い渡されている。
キム・ソンヒョン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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