▲米ニューヨークのファインダイニング韓食堂「Atomix(アトミックス)」で出しているメニュー。写真提供=アトミックス
韓国農林畜産食品部と韓食振興院が「海外優秀韓食堂」8店を選定したことを25日、明らかにした。これら8店は米ニューヨークの「Jungsik(ジョンシク)」「Atomix(アトミックス)」「ユン海雲台カルビ」、仏パリの「スン・グリル・マレ」「鍾路サムゲタン」「イド」、日本・東京の「尹家(ユンケ)」「HASUO(ハスオ)」だ。
これらは2020年8月に施行された韓食振興法に基づき今年初めて選定されたも..
続き読む
▲米ニューヨークのファインダイニング韓食堂「Atomix(アトミックス)」で出しているメニュー。写真提供=アトミックス
韓国農林畜産食品部と韓食振興院が「海外優秀韓食堂」8店を選定したことを25日、明らかにした。これら8店は米ニューヨークの「Jungsik(ジョンシク)」「Atomix(アトミックス)」「ユン海雲台カルビ」、仏パリの「スン・グリル・マレ」「鍾路サムゲタン」「イド」、日本・東京の「尹家(ユンケ)」「HASUO(ハスオ)」だ。
これらは2020年8月に施行された韓食振興法に基づき今年初めて選定されたもので、韓国政府が韓国産食材および食器類購入費などとして1店あたり最大2000万ウォン(約210万円)の支援金を支給する案を検討している。
米ニューヨークの「Jungsik」は2014年から昨年まで8年連続でミシュランの二つ星を獲得している。ソウル市江南区清潭洞で「正食堂(ジョンシクタン)」を経営するイム・ジョンシク・シェフが2011年に出したファインダイニング(高級レストラン)だ。京畿道の米、全羅南道海南の海苔(のり)、莞島のアワビなどで洗練された韓国料理のコース料理を作って出す。ミシュランの最高評価は三つ星だ。
「Atomix」も3年連続でミシュランの二つ星を獲得している。昨年は「グルメ界のオスカー賞」と呼ばれるワールド50ベスト・レストラン・ランキングで33位になった。これは米国のレストランの中では最も順位が高い。メニューはコドゥンオ・カムテ・グクス(サバとノリのめん)などだ。「ユン海雲台カルビ」はカルビ専門店で、2021年にニューヨーク10大レストランに選ばれた。
パリの若者たちに人気のマレ地区にある「スン・グリル・マレ」の代表メニューは石焼きビビンバや焼肉などだ。男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のメンバーも訪れたことがある。「鍾路サムゲタン」のメニューは韓方(韓国の漢方)サムゲタン(丸鶏にもち米や韓方食材を詰めたスープ)、東萊パジョン(青ネギチヂミ)、束草タッカンジョン(甘辛味の鶏から揚げ)などだ。「イド」はスンデ(腸詰め)、コプチャン(ホルモン)料理で有名だ。
東京の「尹家」は江原道寧越の松の実、智異山の塩、忠清北道報恩のナツメなどを食材として使ったコース料理を出す。2014年から5年間ミシュランの二つ星を獲得した。尹美月(ユン・ミウォル)シェフは白菜キムチの原型である「スンシムチェ」を3代継承している料理の匠(たくみ)だ。「HASUO」は韓国宮中料理をベースにしたモダンな韓国料理店だ。
韓国農林畜産食品部によると、海外の韓国料理店の数は2009年の116店から2021年には839店に増えたとのことだ。同部関係者は「優秀海外韓食堂選定対象を拡大する方針だ」としている。
ファン・ジユン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com