▲写真=NEWSIS
中国が日本人に対するビザ発給停止措置を解除した。日本政府が中国からの入国要件を強化するや、これを「差別的措置」だとして報復に乗り出してから19日を経ての措置だ。しかし、中国は日本と同時期にビザ発給を停止した韓国に対しては、ビザ発給再開の意向を表明しなかった。
駐日本中国大使館は29日午後、中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ウィーチャット(微信)」の公式アカウントで、「今日か..
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中国が日本人に対するビザ発給停止措置を解除した。日本政府が中国からの入国要件を強化するや、これを「差別的措置」だとして報復に乗り出してから19日を経ての措置だ。しかし、中国は日本と同時期にビザ発給を停止した韓国に対しては、ビザ発給再開の意向を表明しなかった。
駐日本中国大使館は29日午後、中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ウィーチャット(微信)」の公式アカウントで、「今日から駐日本中国大使館と領事館は日本国民に対する中国一般ビザの発給を再開した」と発表した。日本は先月、中国からの入国者に対して、新型コロナ検査などを義務化したが、中国人の日本入国を阻むビザ発給制限措置は取っていなかった。事実、日本は先月26日、中国からの入国者全員を対象に新型コロナ検査を実施すると発表し、今月8日には中国からの入国者の新型コロナ陰性証明書提出を義務付けた。こうした事情から、中国が防疫強化に対する報復措置として日本国民に対する一般ビザ発給を一時停止(外交・公務などは除く)すると、「比例性の原則に反する」という声が上がっていたが、今回の措置で日本側の意見を受け入れたものと解釈されている。
一方、中国は韓国に対する報復措置は継続するものとみられている。韓国は日本とは違い、中国からの入国者に対して新型コロナ検査のほか、短期ビザ発給停止措置を取っている。そして今月27日、こうした措置を来月28日まで延長することを発表した。韓国政府は「(中国の)国内防疫諸条件は良くなっているが、春節(中国の旧正月)以降の流行増加など、海外流入などによる再拡大の可能性は完全には排除できない状況だ」という考えだ。韓国外交部関係者は「科学的な基準に基づいて防疫対策を設けたものであり、中国とも連絡を取り合っている」と語った。
北京=イ・ボルチャン特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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