▲写真=出版社 大元 C.I.
「映画を見て、我慢できなくなって買いました。本棚に並べておくだけでも美しいですね」
日本の人気漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』がこの2カ月間に韓国で単行本=新装版・写真=100万部発行という新記録を打ち立てようとしている。出版社・大元 C.I.のファン・ミンホ社長は先月31日、「映画『THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)』の大ヒットのおかげで、今もずっと..
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▲写真=出版社 大元 C.I.
「映画を見て、我慢できなくなって買いました。本棚に並べておくだけでも美しいですね」
日本の人気漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』がこの2カ月間に韓国で単行本=新装版・写真=100万部発行という新記録を打ち立てようとしている。出版社・大元 C.I.のファン・ミンホ社長は先月31日、「映画『THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)』の大ヒットのおかげで、今もずっと工場で単行本を印刷している」「2月15日に追加発行に入れば100万部を達成するだろう」と語った。「物量がさばけることが確定しており、事実上の100万部売上も同然だ」との説明だ。漫画単行本の場合、1万部でも大ヒットと言われる。1996年に完結した漫画がリバイバルで2カ月間に100万部売れるのは韓国の出版漫画市場で初めてのケースだ。
こうした現象は、いわゆる「スルチンジャ」たちのおかげだ。「スルチンジャ」とは「スラムダンクに狂った者」という意味の韓国語の略で、学生時代にこの漫画を読み、最近になって再び懐かしさのあまり熱狂するようになった30-40代の男性たちを指す新語だ。今でもインターネット書籍サイトには「思い出がいっぱいの漫画なので、保管用に大事にとっておきたい」といった購入の感想が相次いで投稿されている。困難を乗り越えて全国制覇を夢見る高校バスケットボール部5人の情熱を描いた原作漫画の映画化『THE FIRST SLAM DUNK』(先月4日公開)は先月31日現在、興行ランキング1位となっており、まもなく累計観客動員数200万人に達するものと予想されている。ソウル市永登浦区汝矣島のデパート「ザ・現代 ソウル」にオープンしたTHE FIRST SLAM DUNKポップアップストアでは連日、「オープンラン(開店と同時に売場に駆け込むこと)」現象が起こっている。コンビニ大手のセブンイレブンは「スラムダンク・ワイン」まで発売した。
コンテンツパワーの前では、一部にあった反日感情も勢いを失った。「スラムダンク現象」に日本のメディアも大きな関心を示している。先月18日、日本のニュース動画メディア「TBS NEWS DIG」は「NOジャパン運動をしているインターネット・コミュニティー・サイトの会員も『悩んだが、あまりにも意味の深い漫画なので、見ないわけにはいかなかった』と書き込んだ」「このような文化交流が韓日関係改善のため重要な役割を果たすことになるかもしれない」と伝えた。
チョン・サンヒョク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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