ドイツの作曲家・ピアニストのベートーベンの死因が死後200年で明らかになった。
遺伝的要因、過度な飲酒、肝炎ウイルスへの感染など複合的影響による肝臓の損傷が原因だった。
ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のヨハネス・クラウゼ氏とベルギーのルーベン・カトリック大学の国際研究チームは「ドイツの作曲家ベートーベンの毛髪からゲノム(全遺伝情報)を解析した結果、死因は肝硬変だった」と明らかにした。..
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ドイツの作曲家・ピアニストのベートーベンの死因が死後200年で明らかになった。
遺伝的要因、過度な飲酒、肝炎ウイルスへの感染など複合的影響による肝臓の損傷が原因だった。
ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のヨハネス・クラウゼ氏とベルギーのルーベン・カトリック大学の国際研究チームは「ドイツの作曲家ベートーベンの毛髪からゲノム(全遺伝情報)を解析した結果、死因は肝硬変だった」と明らかにした。23日に国際学術誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。論文の第1著者は英ケンブリッジ大学博士課程のトリスタン・ベグ氏。
分析の結果、ベートーベンには肝疾患のリスクを示す遺伝子が存在し、長期間の飲酒とB型肝炎により肝臓疾患が悪化したため死亡した可能性が高いと推定されている。
過去にベートーベンが鉛中毒で死亡したとされる根拠となった毛髪は、ベートーベンのものではなく女性のものと明らかになり、鉛中毒ではなかったことも分かった。
キム・ジャミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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