【朝鮮日報コラム】中国「パンダ外交」の終焉

2023/04/28 20:05

米国、英国、日本、フィンランドなど…次々とパンダ返還 「習近平式の戦狼外交で『ソフトパワーの象徴』パンダを生かす場が失われた」

▲京畿道竜仁市のエバーランドにあるパンダワールドで昨年7月20日、2回目の誕生日を迎えた赤ちゃんパンダ「福宝(フーバオ)」が、竹とニンジンで作ったケーキを食べている様子。/NEWSIS

 中国が国の宝に挙げるジャイアントパンダが最近、ニュースにしばしば登場しています。米国や日本、英国、フィンランドなどが、中国から借りてしばらく育ててきたパンダを、相次いで返還しているという報道がなされています。

 パンダはかわいくて愛らしい外見により世界各国で大いに愛されてきました。中国は、1頭当たり年に100万ドル(現在のレートで約1億3400万円。以下同じ)にもなる安くはないリース料で、なかなか..

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