▲イラスト=UTOIMAGE
イタリアの列車内で女子大生3人がアジア系の乗客らをからかう人種差別動画が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(会員制交流サイト、SNS)で公開され、波紋を広げている。
問題を起こした3人の身元が明らかにされたことで、大学側は「相応の措置を下す」と表明した。
26日(現地時間)にイタリアのメディアが伝えたところによると、パキスタン出身の映画監督マフノア・ユセフ氏は最近、イタリアで人種差別に遭っ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
イタリアの列車内で女子大生3人がアジア系の乗客らをからかう人種差別動画が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(会員制交流サイト、SNS)で公開され、波紋を広げている。
問題を起こした3人の身元が明らかにされたことで、大学側は「相応の措置を下す」と表明した。
26日(現地時間)にイタリアのメディアが伝えたところによると、パキスタン出身の映画監督マフノア・ユセフ氏は最近、イタリアで人種差別に遭った動画をTikTokにアップロードした。
一瞬で再生数1700万を超えたこの動画は、今月16日にイタリアの観光地コモ湖からミラノに向かう列車の中で撮られた。
ユセフ氏は中国人ボーイフレンドと、同じく中国人の彼の母親、そして白人の父親と一緒に旅行中だった。
ところが列車に乗っていた3人の若い女性は、ユセフ氏一行を眺め続け、くすくす笑いを抑えきれなかった。
さらに中国語のあいさつ「ニーハオ」の真似をすることもあった。
このようなからかいが面白いのか、3人はなおも人種差別的な行動を続けた。
ユセフ氏は「自分の人生で、これほど露骨な人種差別に遭ったことはない」とし、「米国にも人種差別問題があるが、欧州は20年は遅れている」と憤った。
動画はSNSに載って急速に拡散され、ネットユーザーらの怒りが爆発した。
その結果、女子大生3人の名前や通っている大学まで、そっくりそのまま暴露された。
3人が通う各大学も見解を出すほどに事件は大きくなった。
大学側は「当該学生のこのような行為は、大学が追求する価値とは無関係」であるとし、「あらゆる形態の人種主義と差別に反対する」と表明した。
大学側は、今回の事件について調査中であり、その結果に基づいて相応の措置が下される得る、と発表した。
ユセフ氏は「あなた個人はもちろん国の評判もおとしめた。あなたは本物の人種差別主義者であって、自分の行動の責任を取り、学んでほしい」とコメントした。
チ・ジョンウン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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