怪談と科学の戦い、勝つのはどちらなのか【朝鮮日報コラム】

2023/06/26 17:05

狂牛病の牛・THAADのマクワウリ・福島の魚…怪談は「政治の二極化を肥やしに拡大」 科学者も「インチキ占い師」扱い…被害当事者が反撃に出ねば

▲福島第一原発の汚染処理水放出を前に、日本産の水産物の韓国流入による懸念が高まっている。写真は6月23日未明、ソウル・鷺梁津水産市場内の競り場で、競りが行われる前に日本産の魚の放射能数値を測定する市場管理職員。写真=news 1

 ある陰謀論研究者が被実験者たちに「煙感知器はうつ病を誘発する」と言った。その上で、一方のグループには「秘密の情報」だと、もう一方のグループには「広く知られている情報」だと伝えた。その結果、「秘密の情報」と言われた人々の方が強く信じたという。科学哲学者アラスデア・マッキンタイアの著書で紹介されている内容だ。「隠された真実」というマントをまとった「怪談」は、「科学」より伝わるスピードが6倍速い。小説..

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