「ケタル」が代わりに復讐してくれる韓国社会【コラム】

2023/09/01 17:42

「犯罪バラエティー番組」全盛期 「私的復讐劇」にも熱狂 共感を超えて「病的な執着」 弱者を狙う「不安市場」

 「復讐(ふくしゅう)」、それも「私的復讐」が近ごろのように文化的に大量供給-大量消費されたことはこれまでなかった。警察署や裁判所は必要ない。直接探して処刑し、葬り去り、留飲を下げる。「法は遠く、拳は近い」ではなく、「拳があるのになぜ法を使うのか」というスタイルだ。復讐、「野蛮な正義(Wild Justice)」を題材にした創作物が世界的に人気だが、「文化大国」韓国では一層激烈に「復讐製品」を撮っ..

続き読む