韓国医療「内科・外科・産婦人科・小児科」崩壊の危機、福祉部失政20年の産物【コラム】

2023/11/05 16:01

韓国福祉部、報酬の高低調節などさまざまな政策手段を有するも 医師全体の収入は増やした一方で、必須医療は目も当てられない状況に

▲保健福祉部のチョ・ギュホン長官(左から3番目)が19日午後、世宗市の政府世宗庁舎で必須医療革新戦略を発表している。/聯合ニュース

 必須医療に関する約20年前の記事を読むと、最近の報道内容と大差がない。当時から、専攻医(レジデント)募集でいわゆる「内外産小(内科・外科・産婦人科・小児青少年科)」などの必須診療科目の志願者数が減り始め、「皮眼整(皮膚科・眼科・整形外科)」などの科目が人気を集めているという記事が見受けられる。

 理由も今と変わらない。産婦人科などは低出生現象を皮切りに収入が減り、医療事故へのリスクなど業務負担が加..

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