日本の皇室関係者が公州市に寄贈した武寧王陵の祭需品、10年以上行方不明のまま

2023/11/19 11:21

皇室関係者が寄贈した武寧王祭需品の行方不明事件

▲2004年、忠清南道公州の武寧王陵を訪れた旧皇族の朝香誠彦氏(写真右)。朝香氏は、当時の天皇が「武寧王は母方の祖先」だと表明してから3年後に武寧王陵を訪れ、祭祀(さいし)に用いる品を寄贈した。その寄贈品が現在、行方不明になっている。/写真=公州市

 2004年、天皇家の関係者が武寧王陵を訪れた後、忠清南道公州市に香炉と沈香を寄贈した。それから20年がたち、この品々が行方不明になっていることが判明した。2001年に、当時の天皇が「天皇家の母方は武寧王の子孫」だと明かしたことがある。いつ無くなってしまったのかすら把握できない公州市は、警察に通報もせず、「紛失した寄贈品を見つける努力を続けていく計画」とのみコメントした。

■事件の始まり

 2004年..

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