▲イラスト＝UTOIMAGE

　ウクライナと戦闘状態にあるロシア軍の少将が、自国軍が埋設した地雷の爆発で死亡した、と伝えられた。米誌ニューズウィークやロシア現地メディアが11月29日（現地時間）に報道した。

　報道によると、ロシア軍第14軍団副軍団長のウラジーミル・ザバツキー少将（45）が28日に死亡したとのことだ。この報道はロシアの保安機関と密接な関係があると主張するテレグラム・チャンネル「VChK-OGPU」が消息筋の話とし..

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　ウクライナと戦闘状態にあるロシア軍の少将が、自国軍が埋設した地雷の爆発で死亡した、と伝えられた。米誌ニューズウィークやロシア現地メディアが11月29日（現地時間）に報道した。

　報道によると、ロシア軍第14軍団副軍団長のウラジーミル・ザバツキー少将（45）が28日に死亡したとのことだ。この報道はロシアの保安機関と密接な関係があると主張するテレグラム・チャンネル「VChK-OGPU」が消息筋の話として初めて明らかにした。ザバツキー少将は最前線ではなく後方で地雷の爆発により死亡したという。

　また、ロシア・メディア「レンタ」は、同少将がウクライナのハルキウ州イジューム近くで死亡したと報道した。この地域には多数の地雷が埋設されており、兵士たちが地雷除去作業をする様子が報道機関で先月、公開されていた。

　同チャンネルは声明を通じて、「ザバツキー少将は自身の部隊を『無分別に』移動させる過程で地雷の爆発により死亡した」「この地雷は、敵軍（ウクライナの秘密破壊工作・偵察部隊）との戦闘を目的に、（ロシアの）周辺部隊が設置したもので、それが爆発した可能性があるとみられる」と伝えた。同チャンネルは「ロシア軍は同少将の死亡経緯を隠ぺいし、その原因をウクライナ砲兵の攻撃にすり替えようとしている」とも報じている。ロシア国防省は同少将の死亡を正式に発表していない。

　ザバツキー少将は2018年8月から2021年6月までモスクワ地域に駐留した第4親衛戦車師団（親衛カンテミロフカ戦車師団）の師団長を務め、2022年にはタマン師団を指揮した。 死亡時は第14軍団副軍団長だった。妻オクサナさんと2人の息子がいる。

　この報道が事実なら、ザバツキー少将は昨年2月にウクライナ侵攻が始まって以来、12人目に死亡したロシア将校になる、と外信は伝えている。ウクライナはロシア将校16人が死亡したと発表したが、ロシアは6人についてのみ死亡を認めている。

　今年7月、ウクライナ軍のミサイル「ストーム・シャドー（Storm Shadow）」による攻撃で、ロシア軍指揮官が滞在していたロシア占領地ベルジャンスクのホテルが破壊され、オレグ・ツォコフ中将が死亡した。今年6月、セルゲイ・ゴリャチェフ少将もやはりザポリージャ州の戦線でウクライナ軍が発射したストーム・シャドーによって死亡している。

イ・ヘジン記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版

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