輪島市内は戦場よりひどい廃墟…「人が下敷きになっている」相次ぐ通報 本紙東京支局長ルポ

2024/01/04 21:05

能登半島地震に見舞われた石川県輪島市ルポ

▲3日午後、一面焼け野原になった石川県輪島市「朝市通り」の様子。1日に発生したマグニチュード(M)7.6の能登半島地震とそれに伴う火災で、朝市通りの建物のほとんどが焼失した。写真=成好哲(ソン・ホチョル)東京支局長

 3日午後2時、石川県輪島市河井町のビル倒壊現場。二日前に能登半島地震が発生した時、7階建てビルが基礎ごと横倒しになっていた。ビルが地盤から引き抜かれ、側面を下にして地面に倒れたような形だった。誰かが風に当たりながらコーヒーを飲んだり、眺めを楽しんだりしていたと思われるバルコニー部分の手すりが地面に迫り、目の前にあった。マグニチュード(M)7.6の大地震が作り出した現実とは思えない光景の中で、命を..

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