台湾で反中派政権が3期目…「両岸の緊張増幅、米大統領選が分水嶺」(上)

2024/01/16 16:05

▲本紙がインタビューした台湾の政治・軍事専門家。左から張五岳・淡江大両岸関係研究センター所長、郭育仁・台湾国策研究院副院長、宋承恩・遠景基金会副執行長、蘇紫雲・国防安保研究院国防戦略資源研究所長/台北=李伐飡特派員および蘇紫雲氏提供

 13日に行われた台湾総統選で与党民進党の頼清徳氏が当選した。台湾独立傾向が強い頼氏は5月20日に総統に就任し、蔡英文総統の反中・親米路線を継承することになる。世界各地で重要な選挙が続く2024年に初めて実施された台湾総統選は、頼氏と親中傾向の侯友宜氏(中国国民党)が対決し、自由陣営と権威主義陣営が激突する米中の代理戦として注目された。中国に吸収された香港の中国化を目撃した台湾の有権者は、これまで..

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