▲写真=UTOIMAGE
ウクライナ北部のチョルノービリ(ロシア語読み:チェルノブイリ)原子力発電所で14日未明(現地時間)、謎の爆発が発生した。この爆発の背景にはロシアがいるとウクライナ側は名指ししている。放射能の数値は正常な水準が保たれていることが分かった。
【写真】チョルノービリ原発を覆うシェルターで爆発が起こる様子
米CNNによると、チョルノービリ原発に派遣されている国際原子力機関(IAEA)の専門家調査団が「14..
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▲写真=UTOIMAGE
ウクライナ北部のチョルノービリ(ロシア語読み:チェルノブイリ)原子力発電所で14日未明(現地時間)、謎の爆発が発生した。この爆発の背景にはロシアがいるとウクライナ側は名指ししている。放射能の数値は正常な水準が保たれていることが分かった。
【写真】チョルノービリ原発を覆うシェルターで爆発が起こる様子
米CNNによると、チョルノービリ原発に派遣されている国際原子力機関(IAEA)の専門家調査団が「14日午前2時直前、第4号機の格納施設で爆発音と共に火災が発生した」と発表したという。数分以内に消防士が駆け付けて火災を鎮圧し、死傷者は報告されていない。
IAEAは「内部・外部の放射能の数値は正常で、安定が保たれている」とした上で、「状況を引き続き見守っている」と述べた。
ウクライナ当局は、今回の爆発の原因がロシアにあるとみている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は交流サイト(SNS)に「高性能爆弾が搭載されたロシアの攻撃ドローンが第4号機の格納施設を攻撃した」「現在まで放射線の数値は増えておらず、引き続きモニタリングしている。初期被害は相当なものだ」と主張した。
SNSに掲載された防犯カメラ映像を見ると、深夜にチョルノービリの格納施設に閃光(せんこう)が走り、爆発が発生した様子が写っている。また、別の写真には、原子炉を封印するために作ったドーム型の新安全閉じ込め構造物(NSCまたは新シェルター)の屋根で火災が発生した様子が写っている。
今回の攻撃は、同日開幕する独ミュンヘン安全保障会議で、ゼレンスキー大統領が米国のバンス副大統領と会談し、ウクライナ侵攻の早期終結案について話し合う予定がある中で発生した。ゼレンスキー大統領は「プーチン大統領は交渉を準備しているのではない」「彼は世界を欺き続ける準備をしている」と述べた。
ただし、CNNによると、ロシア政府は今回の件について公式見解を出していないとのことだ。
チェ・ヘスン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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