▲写真=UTOIMAGE
韓国軍防諜(ぼうちょう)司令部は3日、韓国軍の機密を奪うため軍関係者に接近した容疑(軍事機密保護法違反)である中国人を先月29日に逮捕し、取り調べ中であることを明らかにした。問題の韓国軍関係者は韓米連合訓練に関する資料を中国人に提供したという。
【表】韓国におけるスパイ罪の法定刑(国家機密漏えい)
韓国軍当局によると、中国人の組織は昨年初めから韓国軍兵士や将校志願者らが集まるオープンチャットに潜入..
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韓国軍防諜(ぼうちょう)司令部は3日、韓国軍の機密を奪うため軍関係者に接近した容疑(軍事機密保護法違反)である中国人を先月29日に逮捕し、取り調べ中であることを明らかにした。問題の韓国軍関係者は韓米連合訓練に関する資料を中国人に提供したという。
【表】韓国におけるスパイ罪の法定刑(国家機密漏えい)
韓国軍当局によると、中国人の組織は昨年初めから韓国軍兵士や将校志願者らが集まるオープンチャットに潜入し、「軍事機密を提供すれば現金を渡す」などと将兵らを誘っていた。これに江原道楊口軍の部隊に所属するある兵士が応じ、部隊への搬入許可を受けていない携帯電話やスパイ用カメラで韓米連合訓練の進行計画など内部資料を撮影し提供したという。
兵士から資料を受け取った中国人は現金を準備するため中国に向かい、済州島から再入国する際に韓国軍当局に逮捕された。中国人は自らの容疑を全て否定しているが、ソウル中央地裁は今月1日付で中国人の拘束令状を発付した。韓国軍防諜司令部は今回情報提供した兵士以外にも、中国人などに機密を提供した韓国軍関係者がいないか捜査中だという。
今回の中国人による犯行には韓国国内に住む複数の中国人が動員されたため、防諜司令部は協力した中国人グループも追跡している。防諜司令部は問題の中国人が中国の情報機関に所属する可能性が高いとにらんでいる。この中国人は韓国軍関係者に接近する際、自らを中国軍所属と伝えたという。
韓国軍は問題の兵士が中国人に提供した資料について「機密ではない」としているが、中国人らがこの資料に基づき韓国軍に対する情報収集を行った可能性もあるとして捜査を続けている。兵士が提供した韓米連合訓練の日程に基づいて中国人らが実際に現場を訪れ、韓国軍と米軍の戦力を把握・分析した可能性もあるという。ただし現行のスパイ罪が適用されるのは敵国(北朝鮮)に限定されているため、今回は問題の中国人らに対するスパイ罪の適用は難しそうだ。スパイ罪の適用対象を第三国に拡大する法改正も審議されたが、国会で成立に至っていない。昨年6月には釜山港に入港した米空母をドローンで不法に撮影した中国人3人が警察に拘束され、11月には中国人が国家情報院の建物を撮影したが、いずれもスパイ罪は適用されなかったという。
ヤン・ジホ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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