進歩(革新)系の「共に民主党」が23日、李在明(イ・ジェミョン)前代表の公職選挙法違反裁判で大法院(最高裁に相当)が全員合議体回付を決定したことに対し「異例で性急」「政治的考慮があるのではないかと疑われる」と反発した。国会法制司法委員会(法司委)所属の民主党議員らは大法院を圧迫する声明を出し、29日に大法院の裁判所行政処長を国会に呼んで懸案質疑を開きたい、とも決めた。
国会法司委の委員長を務める..
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進歩(革新)系の「共に民主党」が23日、李在明(イ・ジェミョン)前代表の公職選挙法違反裁判で大法院(最高裁に相当)が全員合議体回付を決定したことに対し「異例で性急」「政治的考慮があるのではないかと疑われる」と反発した。国会法制司法委員会(法司委)所属の民主党議員らは大法院を圧迫する声明を出し、29日に大法院の裁判所行政処長を国会に呼んで懸案質疑を開きたい、とも決めた。
国会法司委の委員長を務める鄭清来(チョン・チョンレ)民主党議員は23日、フェイスブックに「大法が国民の参政権に影響力を行使しようとしたら、国民が容赦しないだろう」と書き込んだ。鄭委員長は「大法は憲法の精神を守れ」「天に順(したが)う者は興り、天に逆う者は滅ぶ」とも主張した。鄭議員は、前日にも「大法院が大統領選挙に登板したいのか」と述べた。
国会法司委所属の民主党および祖国革新党の議員らも23日、大法院に向けて声明を出し、「電撃的な全員合議体回付決定は極めて性急に行われたもので、国民をして多くの疑問を抱かしめている」「政治的考慮による決定ではないかと疑われる」と主張した。法司委の民主党幹事を務める朴範界(パク・ボムゲ)議員は「29日の法司委懸案質疑を通して千大燁(チョン・デヨプ)法院行政処長の立場も聞いてみたい」と語った。
黄靖雅(ファン・ジョンア)民主党スポークスマンは、最高委員会議を終えた後、取材陣と対面して「今回の事件は先例のない異例の手続きと大変な速さで進められ、主審の割り当て、全員合議体回付、審理が一日で行われた」と語った。
ユーチューバーの金於俊(キム・オジュン)氏は、自身のユーチューブの配信で「大法院長がこれほどまで大統領選に直接関与しようとする試みは初めて」と発言した。配信に出演した金勝源(キム・スンウォン)民主党議員は「そういう試みをしているのは間違いないようだ。安心できない」と同調した。
大法院の「速度戦」に、李・前代表の陣営では「大統領選挙前に最終審の結果が出るのは難しいだろう」としつつも、大法院の判断を予断はできないとあって、そのまま安心はできないという懸念の声も出ている。
キム・テジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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