▲写真=UTOIMAGE
ドイツで10代の少年2人が、走行中の列車の屋根に乗る「トレインサーフィン」に挑戦して死亡するという事故があった。
【写真】トレインサーフィンをする男性
ドイツの日刊紙「ターゲスシュピーゲル」などが4月28日、報じた。それによると、事故があったのは4月27日午前5時20分ごろ。ドイツ・ベルリン南西部のヴァンセー駅方面に向かっていた都市高速鉄道網(Sバーン)の屋根の上に17歳と18歳の少年が乗って「ト..
続き読む
▲写真=UTOIMAGE
ドイツで10代の少年2人が、走行中の列車の屋根に乗る「トレインサーフィン」に挑戦して死亡するという事故があった。
【写真】トレインサーフィンをする男性
ドイツの日刊紙「ターゲスシュピーゲル」などが4月28日、報じた。それによると、事故があったのは4月27日午前5時20分ごろ。ドイツ・ベルリン南西部のヴァンセー駅方面に向かっていた都市高速鉄道網(Sバーン)の屋根の上に17歳と18歳の少年が乗って「トレインサーフィン」にチャレンジしていたところ、信号表示用の構造物にぶつかって死亡した。
2人はトレインサーフィン中にシュラハテンゼー駅から約300メートル地点の構造物に衝突して死亡したことが分かった。トレインサーフィンとは、走行中の列車の屋根に乗ってサーフィンのまねをする行為で、約3年前から10代の若者の間で流行し始めた。ほとんどはTikTokなどのSNS(交流サイト)でアクセス数を稼ぐ目的でチャレンジしているという。
ドイツだけでなく米国などほかの国でも同様の事故が発生している。米ニューヨークでは警察に報告されたトレインサーフィンの件数が年間500件を超えている。
落下事故はもちろんのこと、構造物との接触による感電や衝突などによって死傷者も頻繁に発生している。今年2月にもベルリンのシュテーグリッツ=ツェーレンドルフ地域で12歳の少年がトレインサーフィン中に橋に衝突し、重傷を負った。また2023年5月には19歳の少年がSバーンの列車の屋根に乗っていて頭を強打し、死亡した。近くを通行する一般市民に被害が及ぶこともある。昨年8月には19歳の少年が列車から飛び降り、近くにいた女性にぶつかって頭や肩などにけがをした。
今回の事故を受けてドイツ鉄道庁のスポークスマンは「事故の被害者の家族と友人たちに哀悼を表します」としながらも「規則と注意事項を明確に表示しているにもかかわらず、さまざまな年齢の人たちが軽率な行動と不注意によって自分と他人の命を脅かすことがこの鉄道のさまざまな施設で依然として発生している。列車が走行する場所は冒険のための場所ではない」と訴えた。
パク・ソンミン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com