「スパイ法改正を巨大野党が妨害」 尹前大統領が主張した戒厳令宣布理由の一つだった

2025/05/10 20:15

談話で中国人による米空母撮影に言及 「巨大野党が国の安全保障と社会の安全に脅威をもたらしている」 憲法裁判所での弾劾審判最終陳述でも「スパイ」に25回言及し戒厳令の正当性を主張

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領は昨年12月3日に非常戒厳令を宣布した理由の一つとして「スパイ法改正保留問題」に言及した。「外国人がスパイ行為をしても現行法では処罰が不可能で、そのため法改正に取り組んだが、共に民主党がこれを妨害し国の安全保障に大きな害をもたらしている」と主張したのだ。

【表】スパイ罪適用拡大に向けた韓国国会での議論

 尹前大統領は昨年12月12日に戒厳令宣布の背景について説明する..

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