▲写真=UTOIMAGE
格安航空会社(LCC)がコスト削減のために、いわゆる「立ち乗り座席」を導入する可能性がある、と外信が報道した。
【写真】奴隷船の椅子? アビオインテリアズ社製「スカイライダー2.0」
英メディアのデイリー・メールは21日、「格安航空会社では早ければ2026年にも立ち乗り専用座席を導入する予定だ」と報じた。こうしたニュースは、経済関連ニュースをシェアするフォロワー280万人のインスタグラム・アカウン..
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▲写真=UTOIMAGE
格安航空会社(LCC)がコスト削減のために、いわゆる「立ち乗り座席」を導入する可能性がある、と外信が報道した。
【写真】奴隷船の椅子? アビオインテリアズ社製「スカイライダー2.0」
英メディアのデイリー・メールは21日、「格安航空会社では早ければ2026年にも立ち乗り専用座席を導入する予定だ」と報じた。こうしたニュースは、経済関連ニュースをシェアするフォロワー280万人のインスタグラム・アカウントからも寄せられた。同アカウントは「航空料の支出を減らすための果敢な行動の一つとして、2026年から複数の格安航空会社が立ち乗り座席を導入する予定だ」「独特な配置のこの座席は、広範囲な議論を経て、ついに規制要件を満たして安全性審査を通過した」と伝えた。この投稿によると、飛行時間2時間以内の短距離路線の特定航空便に制限的に導入されるとの予想があるという。
この立ち乗り座席はイタリアの航空機座席メーカー「Aviointeriors(アビオインテリアズ)」が開発した「スカイライダー2.0」モデルとみられる。これは乗客が完全に腰を下ろすのではなく、寄りかかって座る方式で、体重の一部を足に分散し、乗客の背中を支える構造となっている。座席間の距離は23インチ(約59センチメートル)で、一般的な航空会社のエコノミー席の距離より5インチ(約13センチメートル)狭いとのことだ。このため、従来比で乗客の収容人数を 20% 増やすことができる。同メーカーは「スカイライダー2.0は一般的なエコノミー席よりも50%軽く、部品数が少ないので、メンテナンス費用を最小限に抑えられた」と説明している。
スカイライダー2.0は2018年にドイツ・ハンブルクで開催された「エアクラフト・インテリア・エキスポ」で初めて公開された。これは2010年に試験的に出た馬の「くら」タイプの座席の改良版で、以前のモデルに比べて中綿がさらに厚く、座面がしっかりしている。アビオインテリアズは当時のコメントで「スカイライダー2.0は機内で非常に高い密度を提供する革新的な座席だ。航空機に混合座席を導入できる空間を提供する」と説明したという。
しかし、「アビオインテリアズはこれについて正式な見解は出しておらず、どの航空会社もこの座席の導入を正式に認めなかった」とメディアは報じた。この座席に対する交流サイト(SNS)上の意見は否定的だ。あるネットユーザーは「人間には人間らしく接しなければならない」と批判し、別のネットユーザーも「奴隷船の椅子と同じだ」と指摘した。
イ・ヘジン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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