▲新人ガールズグループ「Hearts2Hearts」／写真＝NEWSIS

　SMエンタテインメント所属の新人ガールズグループ「Hearts2Hearts（ハーツ・トゥ・ハーツ）」の警護員が、空港でファンの女性を力ずくで押しのけ威嚇する動画がインターネット上で拡散されたことを受け、SMエンタ側は「過激ファンを制止するための対応だった」とコメントした。しかし、このファンは「ありもしないことをでっち上げている」と悔しさをあらわにした。

【写真】「私にも落ち度はあるけれどひどすぎ..

▲新人ガールズグループ「Hearts2Hearts」／写真＝NEWSIS

　SMエンタテインメント所属の新人ガールズグループ「Hearts2Hearts（ハーツ・トゥ・ハーツ）」の警護員が、空港でファンの女性を力ずくで押しのけ威嚇する動画がインターネット上で拡散されたことを受け、SMエンタ側は「過激ファンを制止するための対応だった」とコメントした。しかし、このファンは「ありもしないことをでっち上げている」と悔しさをあらわにした。

【写真】「私にも落ち度はあるけれどひどすぎ」　女性の腕にできたあざ

　警護員に暴行された被害者だというAさんは11日、自身のX（旧ツイッター）に「私は20歳です。私にも落ち度はあるけれど、20歳の女性をあんな風に殺人犯を逮捕するかように対応しておいて、文書で立場を表明すれば済む話だと思っているのでしょうか」とつづった。

　さらに「弁護士、医師、捜査官も皆、訴えるべきだと言っていましたが、アーティストが悪く言われるのが嫌なので告訴はしません」として「アーティストが非難されているようでとても心が痛く、ろくに眠れませんでした。スマホを見ると私への悪口であふれているし、もうこれで十分なのではないでしょうか」と続けた。

　また「私にも落ち度があることは分かっています。だから告訴もしないのです。それなのに、ニュースに掲載する公式コメントをあんな風にありもしない内容にしてもいいのでしょうか。動線が重なってメンバーとぶつかったことに対しては本当に過ちだったと思っています。肩がぶつかったからといって、人を野獣を扱うように鎮圧してもいいのでしょうか」と問いかけた。

　その上で「頸椎（けいつい）捻挫・腰椎捻挫・右上腕部捻挫などで全治4週と診断されましたが、告訴しないことにしました」として、あざができた腕の写真も併せて公開した。

　これに先立ち今月9日、Hearts2Heartsの警護員が空港でファンを力ずくで制止して威嚇する動画がネット上で拡散された。動画を見ると、8日に海外に出国するために仁川国際空港旅客ターミナルのシャトルトレインに乗ろうとしたHearts2Heartsのメンバーと、一人の女性ファンがぶつかった。このとき警護員が腕で女性の首を強く押し「なぜメンバーにぶつかったのか」と問い詰め、女性は「搭乗券を持っています（メンバーに会うために来たのではなく飛行機に乗るためにここにいる、という意味）」と反発していた。

　騒動が拡大すると、SMエンタ側は10日に放送されたJTBCの『事件班長』で「アーティストの出国現場で、過激なファンが空港の入り口からずっとメンバーたちを押したり体に触れようとしたりするなど、予測不能な行動を繰り返していたため、これを制止する過程で瞬間的に物理的制圧が発生した」とコメントした。さらに、警護会社に関連し「過剰な対応があった点について抗議し、今後の再発防止を強く求めた」と説明した。

チョン・アイム記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版

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