▲柳東珪・元城南都市開発公社企画本部長/ニュース1
京畿道城南市の大庄洞開発を巡る背任事件の論告求刑公判が27日、一審のソウル中央地裁で開かれ、柳東珪(ユ・ドンギュ)元城南都市開発公社企画本部長は「李在明(イ・ジェミョン)大統領の成功のために犯罪に加担した。処罰は甘んじて受ける」と述べた。
【表】被告人・李在明の周辺人物死亡者リスト
柳被告は約4分間にわたり、マイクを握りを最終陳述を行い、「李在明という政治家を知り、彼の政治的成功のために加担するこ..
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▲柳東珪・元城南都市開発公社企画本部長/ニュース1
京畿道城南市の大庄洞開発を巡る背任事件の論告求刑公判が27日、一審のソウル中央地裁で開かれ、柳東珪(ユ・ドンギュ)元城南都市開発公社企画本部長は「李在明(イ・ジェミョン)大統領の成功のために犯罪に加担した。処罰は甘んじて受ける」と述べた。
【表】被告人・李在明の周辺人物死亡者リスト
柳被告は約4分間にわたり、マイクを握りを最終陳述を行い、「李在明という政治家を知り、彼の政治的成功のために加担することになり、多くの犯罪に関わった。私にも過ちを犯した責任がある。処罰は甘んじて受けるが、(個人の)金銭的利益ではなく、李在明の成功のためだった」と主張した。
法廷に立った柳被告は両手を合わせながらうつむいていた。「李在明の政治的成功」を言及した際には、喉が詰まったようにしばらく言葉を止めた。そして、柳被告は「李在明のために生き、彼に迷惑をかけないように努力した。まだ幼い娘がいる。深く反省している。裁判長と国民の皆さんに申し訳ない」と頭を下げた。
柳氏をはじめとする被告らは、李大統領が城南市長を務めていた当時、城南市と癒着し、大庄洞事業で城南都市開発公社に確定利益を1830億ウォン(約195億円)だけ配当し、工事に少なくとも4895億ウォンの損害を与えたなどとして起訴された。2021年10月の最初の起訴から3年8カ月でようやく一審が結審に向かう格好だ。
事件のもう一人の中心人物である金万培(キム・マンベ)被告は最終陳述で「世間ではあらゆる不正にまみれていると言うが、大庄洞は成功した事業だ」とし、「民間業者の利益が大きく増えたとしても、城南市と公社が得た利益は少なくなく、それを背任として論じるのはあきれたことだ」と主張した。一方で、金被告は「自身のアピールのため、誇張した発言を数多く行ったことを後悔し、私の不足で被害を受けた方々に申し訳ない」とも話した。
検察は金被告に懲役12年と追徴金約6111億ウォン、柳被告に懲役7年、罰金17億400万ウォンを求刑。共に起訴された南旭(ナム・ウク)、チョン・ヨンハク、チョン・ミンヨンの各被告にもそれぞれ懲役5年から10年を求刑した。
検察は「大庄洞開発事業は最初から莫大な利益が予想され、最終許認可権者だった、当時の李在明城南市長も『金の卵を産む事業』と呼んでいた」とした上で、「正常な方法では事業権を得られなかった人々が選挙運動を助けたり賄賂を渡したりして、公職者に不正な方法を用いた」と指摘した。
検察はまた、「公職者も断るどころかむしろ積極的に呼応した」とも言及。当時城南市長として、大庄洞開発の関係者に利益を集中させたとして起訴された李大統領に遠回しに触れたと受け止められた。検察は「民間業者は巨額の利益を得て、被害はそのまま地域住民に転嫁された。不動産開発事業の公正性と透明性に対する国民的信頼が損ねられ、厳正な審判が必要だ」と主張した。
検察は特に金被告について、「直接ロビー活動を担当し、最も多くの利益を得た中心人物であり、自身の罪の隠ぺいや責任転嫁に必死だった」とし、被告の中でも最も重い刑を下すべきだとした。一審は30日、残る被告の最後陳述を聞いた後、結審する予定だ。
パク・ヘヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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