▲イラスト=UTOIMAGE
アンチ・ドーピング規則違反の疑いが持たれていたフランスの女子フェンシング選手が「恋人とのキスが偶発的に薬物汚染につながった」と主張し、疑いを晴らすことに成功したことが分かった。
【写真】東京五輪女子フルーレ団体銀イザオラ・ティブス選手
英紙ガーディアンなどが7日、報じた。それによると、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は同日、世界反ドーピング機関(WADA)がイザオラ・ティブスに対して求めていた4年間の..
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アンチ・ドーピング規則違反の疑いが持たれていたフランスの女子フェンシング選手が「恋人とのキスが偶発的に薬物汚染につながった」と主張し、疑いを晴らすことに成功したことが分かった。
【写真】東京五輪女子フルーレ団体銀イザオラ・ティブス選手
英紙ガーディアンなどが7日、報じた。それによると、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は同日、世界反ドーピング機関(WADA)がイザオラ・ティブスに対して求めていた4年間の出場停止を求める訴えを棄却した。
ティブスはパリ五輪を控えた2024年1月の検査で、WADAが禁止薬物に指定している「オスタリン」の陽性反応を示した。オスタリンは筋肉や骨の成長を促進することで知られる薬物だ。
ティブスは、米国の元フェンシング選手で当時交際していたレース・インボーデンとのキスでこの薬物が体内に入ったと主張。その後ティブスは国際フェンシング連盟の懲戒委員会で処分なしとの決定が下され、無事に五輪に出場した。
その後WASAはティブスの主張を受け入れられないとしてCASに提訴したが、CASは7日、交際相手との複数回のキスが薬物汚染につながったというティブスの主張が科学的に妥当だと判断した。
担当の判事は「ティブス選手の当時の交際相手が摂取していた容量と同程度のオスタリンを摂取すれば、キスを通じて相手を汚染させるのに十分な量のオスタリンが唾液に残っていることが科学的に証明された」と説明した。
さらに「ティブス選手のパートナーが2024年1月5日からオスタリンを服用し、汚染が蓄積していた点を認めた」と判示した。
ティブスはこれにより、今後国際大会への出場資格を維持し続けられることになった。ティブスは東京五輪のフェンシング女子フルーレ団体で銀メダルを獲得し、パリ五輪の女子フルーレ団体で5位、個人戦では28位に入った。
キム・ジャア記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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